摂食障害の娘が母親の自分を責める:全てお母さんのせい

質問 by ひかりさん

娘は以前元カレの憎しみが消えませんでしたが、今その矛先は母親である私に向いています。食べて太ったのは母さんのせい。食べ物が家にあるからと言い、リストカットをしてすぐに病院に行こうと言っても嫌がっていかず今化膿し叔母に説得され行った所肉が盛り上がって普通には縫合出来なく形成手術になり、こんなになる前に無理矢理連れて行けばよかったのにと母さんがほっておくからと又私のせい。娘の心は完全に歪みもうどうする事も出来ないのでしょうか。毎日責められ精神的に持ちません。かと言って片時も私から離れる事が出来ず母親依存みたいです。母さん先に死なないでよって言うんです。正直離れる事がいいのかとも思うのですがどうしたらいいのかどう離れたらいいのか分かりません。


泉和秀先生のお答え:

筆舌に尽くし難い思いかと思われます。

どのようなアプローチもすぐに効果をもたらすものではないと思いますが、まずはお母さんの気持ちを正直に話すのがよいのではないかと思います。

「お母さんとしてはね、本当はずっとあなたの幸せを願っている。

あなたのためにできることはしてあげたいと思っている。

けれどね、あなた自身がそうであるように、お母さん自身だって出来ることと出来ないことがある。

確かにお母さんのせいということもあったかもしれないけれど、正直ね、それをいくら言われてもお母さん自身がぼろぼろで何もできないの。

あなたがお母さんに死なないでほしいと思ってくれていて一緒に頑張ろうと思ってくれるのなら、もうお互いに責めるのはやめましょう。

だって、責め合ったってお互いにぼろぼろになって幸せにはなれないからね。

あなたが幸せになるために、お母さん自身も幸せになるために、できることから治療に取り組んでいこう。

ひとつずつであっても課題を乗り越えるたびに必ず良くなると思うし、幸せに一歩近づいていくと思うからね」

こんなふうに子供のことを思いつつも正直に話してみられるのがよいのではないかなと思います。

posted by ちーひめ at 20:37 | Comment(0) | 質疑応答

過食嘔吐・食べ物依存を治したい・信頼できる精神科医にかかっています

質問 BY らもさん:

わたしは、過食嘔吐11年目の27歳です。
標準体重の90%ぐらいなので、身体的には重症ではないと思います。
ただ、精神的にと言うと・・・ 食べること意外に楽しみを見出せず、自由な時間は過食嘔吐に費やしています。

食事は、3食食べて嘔吐しています。半年前に社会復帰して、平日の昼間は仕事をしているので、お昼は普通の量を食べて吐いています。朝と夜、それにお休みの日は、ほとんどの時間を食べることと吐くことに費やしています。食べることが、唯一の楽しみであり、時間のつぶし方であるように思います。

仕事をできるようになり、食費を稼げるようになったので、美味しくたくさん食べて、それで幸せだと思っている時期もありました。しかし、ふっと、自分の幸せって何なのかな?と思い、疑問を感じ初めていた頃に、このブログを見て、もっといろいろなことをしたい!と強く思うようになりました。

過食が習慣で、精神的依存が大きい場合、どのように対処したら良いのでしょうか?

嘔吐をしないというのが、第一ステップなのでしょうが、一旦食事を始めると際限なく食べてしまい、その状態で嘔吐しないというのは、ちょっと考えられません。昨年の年末に嘔吐をやめることに挑戦して、2ヶ月で20キロ太って耐え難い思いをしました。今は、元に戻りなんとか外にでられるようになっています。嘔吐していても、完全に吐けていないようで、体重の減少は止まっています。

家で常に食べているので、家族との折り合いが悪く、何も手伝いもしないで、人をいたわったり、優しく接することができない自分が嫌です。
過食嘔吐がとまり、自由になる時間があれば、もっといろいろなことができるのでは?と思いはじめています。

このままの状態で、人生を終わらせたくないのです。アドバイスお願いします。

ちなみに、大学病院の摂食障害専門外来に2年以上通っており、信頼できる先生がいます。


泉和秀先生のお答え:

信頼できる先生がおられるのであれば、この質問はその先生にするべきものです。

私が答えることはできますが、今の先生に信頼を寄せておられるのに、それとは違ったことを答えた場合、混乱することになりかねません。

例えて言うなら、らもさんの治療がある山の頂上を目指す治療だったとしましょう。

その信頼できる先生は正面から山を登る道をらもさんに伝え、私は横から登る道をらもさんに伝えたとします。

いずれも頂上につながる道だったとしても、その過程において道はそれぞれに違います。

この場合、らもさん自身がどちらから行けばいいか迷い、どっちとらずになってしまうとかえって何も進めなくなってしまいます。

ですから、今登っている道がよいと思われるのであれば、その道案内をしてくれる先生に訊ねるのがよいと思います。

私が答えるのはその先生の示す道がどうも頂上からずれていたり、いつまで経っても頂上にたどり着かない道案内をしていたりする時だと思います。

そのように感じるとき、またご質問いただければと思います。
posted by ちーひめ at 20:57 | Comment(0) | 質疑応答

拒食症の娘の母より:アメリカには心と身体を同時に治療してくれる摂食障害専門の病院があります

質問 by ゆき様:

娘は拒食症で大学病院の精神科へ通院していました。

ダイエットがきっかけでしたが、
勉強などのストレスが原因だと思います。

医師はただ「たべなさい!」と脅すだけで
心の治療はいっさいなし。

娘は先生からもストレスを感じ34kgまで落ちましたが、
入院は標準体重の半分の27kgにならないとだめとのことでしした。

水以外ほとんど口に出来なくなってしまい、
死んでしまうのではないか、怖くなりました。

偶然、心と身体を同時に治療してくれる摂食障害専門の病院が
アメリカにあることを見つけ、少しでも体力があるうちにと考え、
早速入院させてもらいました。

女の子ばかり20名ほどが入院している病院です。
心理学の専門医が主治医となり、週4回カウンセリングがあり、
他に精神科医、栄養士が毎日サポートしてくれます。

夜は15分ごとに看護士が病室をチェックして見回ってくれます。
高校も併設されていて単位も取得できます。

週2回ほどドクターから治療の進み具合の報告が電話であります。
また、こちらからの質問にも24時間いつでも答えてもらえるので、
遠く離れていても安心感があります。

治療内容には大変満足しています。

日本にもこのようなシステムの摂食障害専門病院が
出来る事を強く希望します。

そしてつらく苦しんでいる患者さんが
一日も早く回復されます事を心からお祈り申し上げます。

泉和秀先生のお答え:


私もこうした病院が出来ることこそが理想であると思います。


一般に摂食障害の治療に必要なのは、

@ 治療者をはじめとする周囲の人たちの
本当に摂食障害を治癒に導けるだけの正しい知識と理解

A 治療者の決してあきらめない姿勢

B これらの治療を実現できるだけの環境

この3つが揃えば、ほとんどの摂食障害は治りうると思います。

しかし、現実的にこの3つの条件が揃うことはほとんどなく、
1つの条件を満たすことさえ大変なのが現実ではないかと思います。

ただもしこれらが揃わなかったとしても、
今、目の前に摂食障害の方がいる限り、

・今の自分の出来ることを全力で行うこと

・さらなる創意工夫を積み重ね、今まで不可能だったことを
可能にしていくような試みを行い続けること

この二つの姿勢を持って新たな道を切り開いていきたいというのが
一人の治療者として、一人の人間としての思いです。

その中で見出してきた治療理論の一部を
ここに披露させていただいています。

この治療理論の発展とともに、
より多くの患者さんが治癒し、幸せになっていかれることが
何よりも幸せなことと思います。
posted by ちーひめ at 07:03 | Comment(9) | 質疑応答

もと拒食・一人暮らしで過食嘔吐に。

質問 by あんしげ様

私は小さい頃から走ることが好きで
大学はもっと上のレベルに挑戦したいと思い、
親元から離れ、関東の大学に進学しました。

指導者と合わず、
走ることがだんだん楽しくなくなってきました。

太ったら走れなくなると言われ続け、
怪我して走れない時は食事制限をする生活。

体重が増えること=嫌、
と考えるようになりあまり食べないうえに嘔吐する日々。

高校の時、身長166cm、体重53kくらいだったのが、
大学2年生の冬には40kを切る体重になっていました。

医者からもう部活を辞めろと言われ部活から離れ、
一人暮らしが始まりました。

すると、これまで食べるのをよしていたパン、
お菓子類を大量に食べるようになりました。

しかし、まだ太りたくないというのが自分のなかにあり
嘔吐する日々。もう二年以上、こんな生活をしています。


泉和秀先生のお答え:

最初はそんなつもりがなくても
ふと気がつくとはまり込んでしまっているのが
摂食障害の世界です。

一旦、はまりこむとなかなか抜け出すことができません。

しかし、自分を導いてくれる治療者を得て、
絶対に治したいという思いで治療に取り組むならば
治すことは可能です。

今、自分が本当にどうしたいのか。

それを自分によくよく問うてみて、
これからのことを考えてみられるとどうかと思います。

タグ:過食嘔吐
posted by ちーひめ at 10:57 | Comment(0) | 質疑応答

恋愛と拒食症の問題を持つ友人に大学の同期生がどう接するか

質問 by Nozo さん:


泉先生、初めまして。
最近拒食症になった女の子の大学の同期です。

最近同期に拒食症を発症してしまった女の子がいて、
その発症には恋愛もからんでいて、
どう対処すればいいかわからず、悩んでおります。

その子はすごくまじめで、
母親との関係まではよくはわからないものの、
いわゆる摂食障害を発症し易いタイプです。

その子を仮にAさんとしますが、
最近は一緒に行動する相手といえば、
BSLのグループ(5から6人)しかおらず、
Aさんはそのグループの中のB君に1年以上前から、恋していました。

最近Bくんが彼女と別れて、
Aさんは告白したようなのですが、
B君はAさんを付き合う相手としてはみられないということで
ことわったのですが、Aさんはあきらめることができず、
また、その後、親族の体調不良などの問題も重なり、
夏休みが明けてからはすでに拒食症を発症してしまいました。

現在、自分の状況としては

「食べているけど、胃が調子悪くて
ほとんど食べれないこともある、今はやせすぎだとは思う。
でも、拒食症みたいな精神的な理由ではない。」

と発言しますが、明らかにアバラ骨が浮いていて
幾分ふくよかだった夏休み前の彼女とは正反対です。

また、自分には「家族とBSLしかない」とか、
夜遅く疲れて帰ってきたのに、走りにいくなど、
症状としては、1段階〜2段階に達していると思われます。

B君は非常にやさしい人で、
前々からAさんが困っているときは助けてあげたり、
相談にのってあげたりしており、
そこにAさんも非常に依存していたようです。

でも、Aさんだから、というわけではなく、
頼りにしてくる人がいれば、誰でもそうしてしまうタイプで、
現在でも、Aさんに対して、ご飯ちゃんと食べろとか、
ご飯のときは、一緒に食べるのを見ているだの、
心配になってついついやさしくしてしまうらしいですが、
本人は優しくしているという意識がなく、
AさんはAさんでB君にさらに甘えてしまうようです。

B君はB君で原因が自分だと思っていることで負い目があるので、
性格上冷たくはできないというのですが、私は、
Aさんを好きではない以上、やさしく接する、
すなわちAさんを思いやる行動をとってしまうことは、
恋愛において非常に残酷なことだと思っています。

つきあえないというものの、
自分を気にかけていてくれる→なんといおうと相手も
自分のことを好きになのではないかという片思いの妄想を、
相手に無限に発生させてしまうからです。

しかも、今はグループ内で彼と2人きりで、毎日行動することが多く、
AさんもB君に精神的に非常に甘えているようです。

また、同じグループでもう一人、
女性(Cさん)がいるのですが、その人はもともと痩せ型で
スタイルがよく、前々からAさんは、
Cさんが太っているという発言をすれば激怒し、最近は、
CさんがB君と一緒にいるところを一度みれば、
ヒステリックにCさんにB君となにをしていたか
根堀葉堀聞くような態度をとるようです。

AさんはAさんで、自分の現在の状態が恋愛がらみとは、
周りに思われたくないらしく、
同期がそのことに言及すると不機嫌になるようです。

Aさんが、恋愛としても、拒食症としても、泥沼化しそうで、
どうすればいいかわからず、先生に相談いたしました。
長くなってしまって申し訳ありません。

このような場合は周りの人間はどう対処すればいいのでしょうか?

心配して、食べさせたり、
病状認識させようと努力しているつもりですが、
問題が問題だけに、本人自身周りの人にほとんど相談できず、
周囲にはやせてはいるけど大丈夫というばかりで、
なしのつぶてです。

B君以外に親身になってくれる人がいれば、いいのでしょうが、
現在彼女が唯一本音を言える友達がうつ病らしく
学校を休学しているので、本音を言う友達はほぼいないようです。
もともと、彼女の性格上、ほとんど、友達もいません。

私自身、B君とは仲がいいのですが、
Aさんとはただの同期という感じで、この先、
親身に彼女につきあえるかというと正直悩むところです。

アドバイスがありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

泉和秀先生のお答え:

Nozoさんにとって、
Aさんとはただの同期という感じであるならば、
nozoさんが関与すべき問題ではないように思います。

こうした人間関係に関するお話は、
一方からのお話だけで全てを判断することはできません。

ただあえて述べさせてもらうなら、
おそらくAさんにとっては一時的に辛いことになるとしても、
B君は距離をとることが望ましいのだろうと思います。

B君が身近にいることは
小さな視野で見れば助けになっているのかもしれませんが、
B君を身近に置くためにAさんは病気であり続ける必要が
出てくるかもしれません。

いずれにせよ、このお話には私も深入りは出来ません。

申し上げたように
人間関係に関するお話は微妙なところがあるからです。

またNozoさんが、どれほど大変であったとしても
Aさんを何とかしてあげたいと思って関わるのであれば
また違ったお答もあると思います。

ただ今くらいの距離感であれば、
これ以上は関わらないことがよいように思います。

Aさんについては、Aさんのご家族など
別の身近な方にお任せするのがよいと思います。
posted by ちーひめ at 11:45 | Comment(0) | 質疑応答
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