摂食障害(拒食症・過食症)の患者さんを絶対的に受け入れることの大切さと治療のゴール

根本的な治癒に導くためには、
摂食障害へとつながった
パーソナリティに基づく心の問題への
アプローチを欠かせません。

このアプローチのための技法は、
簡単には述べられないので、ここでは省略します。

ただ絶対に必要なのは、絶対的に本人を受け入れる心です。

そして、本当の自分の主体性が出てきて、
摂食障害の心性に囚われなくなり、
自分自身で人生を決めて行動し始めたときが、そのゴールです。

パーソナリティに基づく心の問題に修正をかける治療のタイミング:摂食障害(拒食症・過食症)治療における治療論

ここで、このアプローチを導入するタイミングについて、
述べておきたいと思います。

このアプローチは、拒食症の場合であれば、
体重が完全に回復してからでなく、
標準体重の70%程度を超えた頃に試みることです。

過食症であれば、
からだの問題からきている過食が落ち着いてから、試みることです。

何故なら、拒食症の場合、体重が回復してしまうと、
「もう体重は戻ったんだし、別に何も問題はないんだけど」
などと言って、
パーソナリティに基づく心の問題が残っていたとしても、
向き合おうとしなくなるからです。

ですから、飢餓状態のときの精神状態から脱しているが、
まだ体重は健康なレベルまで回復していない
標準体重の70%くらいのときにアプローチを始めるのが
最も適当だろうと思われるのです。

一方、過食症の場合は、
パーソナリティに基づく心の問題がある場合、
本人にも自覚があります。

ですから、まずは
身体の問題からきている過食に対する治療を十分に行い、
それでもなお過食が残っているときに、
心の問題が残っていると判断し、
アプローチするのが望ましいだろうと思われます。

むやみに、治療の最初から
パーソナリティに基づく心の問題にアプローチしようとしても、
殆ど効果は得られないだろうと思います。

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