摂食障害(拒食症・過食症)治療論の段階的取り組みの意義:全く新しい治療法

摂食障害の治療では、
取り組むべき課題がいくつもありますが、
ただ闇雲にそれらに取り組んでもよくなりません。

例えば、
食事療法で朝・昼・夕の3食をとることが必要だからといって、
漠然と取り組んでも成功する確率は低いのです。

治療には、段階的な取り組みが必要です。

家を建てるにも、まず土地をならし、土台を作ってからでないと、
土台のないところに家を建てたとしてもすぐに崩れてしまいます。
治療も同じことです。

“砂上の楼閣”とならないように、
順番にひとつずつ取り組んでいくことで改善を見込むことが出来ます。

どのような段階を追って取り組むかを知るには、
摂食障害の心の問題を理解することです。
心の問題を理解すれば、自ずと治療論が見えてきます。

一般的に、摂食障害の治療法としては、
行動制限療法、家族療法、再養育療法などが有名です。

また、その他にもいろいろな療法が試され、報告されています。

しかし、ここでは
これまでの様々な療法を部分的に取り入れながらも、
全く新しい治療法を紹介したいと思います。

その成果は、
これまでこの治療を受けられた人たちをみていただければ
わかっていただけるだろうと思います。

治療論(1)心理教育の重要性:摂食障害(拒食症・過食症)治療への動機付けを与え、治療への希望を与える

摂食障害の治療のファーストステップは、
何よりも心理教育です。

心理教育とは、

何故、病気になったのか。
何故、治療をする必要性があるのか。
どのようにすれば治るのか。

といったことを教育し、
病気への理解を促すことであります。

この心理教育によって、本当の自分の心を目覚めさせ、

治療への動機付け を与え、

治療への希望を与えることです。

病気の心を打ち破るきっかけを与えることです。

この心理教育のポイントは、2つあります。

心理教育のポイント@論理性:摂食障害(拒食症・過食症)治療論

この心理教育のポイントのひとつは、
「論理性」です。

何故、その治療法が必要なのか。

これを、いたずらに専門用語などを使うのでなく、
小学生の高学年くらいであれば理解できるくらいの
わかりやすさで説明することです。

いたずらに治療しないといけないと
押し付けるように説明するのではなく、
一分の反論の余地のないほどの明確な
論理性をもって説明することです。

どのような疑問に対しても、
相手が思わず心から納得してしまうくらいのレベルで、
答えることです。

摂食障害の身体と心の問題の本質を理解すれば、
全てを鮮やかに論理的に説明することが出来るはずです。

心理教育のポイントA 情熱:摂食障害(拒食症・過食症)治療論

この心理教育のポイントの2つめは

「情熱」です。

それは、縁あって出会った限りにおいて、
この人に生きてほしいという思いです。

いや生きるだけではなく、是非、
幸せな人生を生きてほしいという思いです。

目先の病気だけでなく、その人生を見つめ、
心から幸せになってほしいという思いです。

この情熱がなければ、心理教育もただの言葉に過ぎません。

治療に取り組み、
病気に打ち勝とうとする本当の自分の心の力は、
その半分も引き出すことは出来ません。

本人に幸せになってほしいという思いが、
その言葉に光を与え、相手を変えうる力となるのです。

もし、心理教育が摂食障害という病気を倒す銃とするならば、
その論理性は弾丸そのものであり、
情熱は弾(たま)をはじき出す強いバネです。


情熱というバネによって、
論理的な説明という弾丸がはじき出され、
病気の心にダメージを与えるのです。

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