パーソナリティに基づく心の問題に修正をかける治療のタイミング:摂食障害(拒食症・過食症)治療における治療論

ここで、このアプローチを導入するタイミングについて、
述べておきたいと思います。

このアプローチは、拒食症の場合であれば、
体重が完全に回復してからでなく、
標準体重の70%程度を超えた頃に試みることです。

過食症であれば、
からだの問題からきている過食が落ち着いてから、試みることです。

何故なら、拒食症の場合、体重が回復してしまうと、
「もう体重は戻ったんだし、別に何も問題はないんだけど」
などと言って、
パーソナリティに基づく心の問題が残っていたとしても、
向き合おうとしなくなるからです。

ですから、飢餓状態のときの精神状態から脱しているが、
まだ体重は健康なレベルまで回復していない
標準体重の70%くらいのときにアプローチを始めるのが
最も適当だろうと思われるのです。

一方、過食症の場合は、
パーソナリティに基づく心の問題がある場合、
本人にも自覚があります。

ですから、まずは
身体の問題からきている過食に対する治療を十分に行い、
それでもなお過食が残っているときに、
心の問題が残っていると判断し、
アプローチするのが望ましいだろうと思われます。

むやみに、治療の最初から
パーソナリティに基づく心の問題にアプローチしようとしても、
殆ど効果は得られないだろうと思います。



この記事へのコメント
拒食症を治したいと思って踏み出しました。最近本当に前向きに考えていて、自分一人で考えたり、お医者さんと話したり、友人に相談しているときは本当に治りそうで前向きな気分になるのですが、母親と話したとたん−の事ばかりでてきて(例:「こんな量ふやしてたべただけじゃなにもかわらない」と言われ、本当に悲しかったです。)そのたびに挫折しそうになります。食べたくなくなります。今までも母親とは病気のことで言い争いばかりで一度も気持ちをまともに話し合えたことはなく、気持ちは伝えられません。いつもその前に話をたちきられたり、大喧嘩になるからです。もう母親に頼りたくありません。まわりの他の人のサポートと自力でなおしたいです。それは可能でしょうか?母親ははっきりと「拒食を母親のせいにするな。よく本に書いてあるけどあんたはほんの影響うけすぎ。母親、家族のせいと思うな。あんたがなお好きにならないとなおらない。あんた自信のもんだい。母のせいにしないで。」と私に言いました。母も治療に協力する気はないみたいです。自力でなおしたいんです。治りますか?
Posted by HARURU at 2009年05月29日 20:44
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