5、その他、運動禁止・薬物治療について:摂食障害(拒食症・過食症)の病気の心を遮断する治療方法

(1) 運動の禁止

標準体重の80%を下回っていれば、基本的に運動は禁止です。

それには、2つの理由があります。

ひとつには、痩せた体であれば、予備能力がないために、
運動負荷によって急死することがあるからです。

標準体重の80%という基準は、
そこまで厳しくなくてもと思われるかもしれませんが、
これくらいの基準を設けておくのがよいと考えます。

またもうひとつの理由は、カロリーを消耗させないためです。

少しでもカロリーを消耗させず、
速やかな体重の回復を図ることが望ましいと考えられます。

(2) 薬物治療

摂食障害の治療において、
薬物治療が直接的に効く可能性があるのは、SSRIというお薬
(商品名:ルボックス(または、デプロメール)、パキシル)
だけです。

この薬は、過食衝動を抑える効果があります。

しかし、過食であっても、拒食、嘔吐を繰り返している場合、
効く可能性は極めて低いように思われます。

何故なら、
拒食による低栄養状態や栄養の偏りから過食衝動が来るのですから、
いくら薬を使ってもこれでは“焼け石に水”でしょう。

少なくとも拒食や嘔吐を止めて、
3食はきちんととっているが、なお過食があるような人に使うと、
いくらか効果が期待できるように思います。

それ以外の薬物治療は、
基本的に摂食障害を治すためのものではありません。

治療をより有効に進めるために、
情緒不安定や不眠、あるいは嘔気、胃痛などの症状に対して、
補助的に用いるものです。



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