3食を取るポイント:摂食障害(拒食症・過食症)の治療方法

3食をとるにあたっては、いくつかポイントがあります。

@必ず決められた食事量を全量摂取すること
A食事の内容をあっさりとしたものなどに偏(かたよ)らないこと
B母親らが食事を作る場合、その料理に一切の注文をつけないこと

治療を成功に導くか否かのポイントはいくつかありますが、

@はそのひとつのポイントです。

摂食障害の食事療法において、
「今まで殆ど食べられなかったけれど、
今日は半分食べられたからよかった」
という考えは殆ど通用しません。

この場合、
半分食べられるようになったということは喜ばしいことです。
しかし、問題は残り半分を食べられなかったということであり、
そこに病気の心があります。

病気の心には、湖面の波紋の原理が作用しています。

湖面の波紋の原理が作用しているということは、
この半分は再びその量が増え、
いずれは殆ど食べられない状態に戻っていきます。

一時的には喜ばしく見えるこの状態も、
その先を見通すなら、極めて厳しい状態なのです。

「病気の心」は、完全な遮断によってのみ、
治すことが出来るのです。

Aについては、漠然と食事をとるようにと指示すれば、
病気の心がある限り、必ずといっていいほど、
コンニャクや海草のような油気のない
あっさりしたものばかりを選んで食べるからです。

何故、それではいけないのか。

ひとつには、揚げ物などの油物を避けていると、
その栄養バランスが欠けるために、
油物などの高カロリーなものに対する欲求や、
あるいはそれに代わって甘いものへの欲求が高まり、
過食を生じる可能性が出てくるからです。

過食欲求は、低栄養状態であるか、
あるいは栄養の偏りで不足したものがあるときに起こってきます。

よって、過食症になることを避けるためにも、
油物をとる必要があります。

もうひとつの理由は、
その油物を避ける心こそ病気の心だからです。
治療で治すのは、病気の心です。

いざとなれば平気で油物を食べられるというのであれば、
むしろ油物をとらなくてもかまいません。

しかし、油物が怖くて避けてしまうのであれば、
その心こそが病気の心であり、その病気の心を治すために、
意識的に油物をとり、
病気の心に打ち勝つ行動をとっていくことが必要なのです。

Bも重要なポイントです。

病気の心があると、どうしても食事のメニューが気になります。
そのため、何かと理由をつけては、
母親らの作る食事メニューに注文をつけようとします。
しかし、これに合わせてはなりません。

何度も述べているように、病気の心に合わせれば、
病気が強まるだけです。

入院治療でも、
摂食障害の人たちはいろいろな食事に関する注文をつけてきます。
しかし、病気になる以前より苦手なもの以外は、
全て食べてもらいます。

また、飲み物は、水か、お茶程度に限り、
清涼飲料水やコーヒーなどは禁止します。

清涼飲料水を好むのは、
おそらく低栄養状態からくる過食欲求を満たすためだからです。

また、何故かコーヒーなどの嗜好品を異様に好むのも、
病気の症状だからです。

ちーひめ注:
Aについては、泉先生のもうひとつのサイト、
心の病について考えよう、のなかに関連記事があります。
興味がある方は、ここをクリックしてみてください


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