治療者自身が自分の絶望と戦うこと:摂食障害(拒食症・過食症)患者さんが、病気の自分、偽りの自分を乗り越えるための手助けをする視点

治療経験を積み重ねると
徐々に信じられるようになりますが、
基本的に、関わる人たち自身、
自分自身と戦わなくてはなりません。

「このままずっと治らないんじゃないか」
「やっぱりこの子は、どうしようもないんじゃないか」

関わる人たちが、そうした疑いや絶望の心と戦うことです。

これは厳しい戦いです。

しかし、最も難しい摂食障害(拒食症・過食症)の場合、
関わる人たちがこの戦いを乗り越えなければ、
患者さん本人自身も病気の自分に打ち勝ち、
偽りの自分を変えていくことは難しいだろうと思います。

どれほど治療が難航しようと、
決して見捨てず、あきらめない。

その心の問題を見つめ、
それぞれにあった治療法を試行錯誤し、創意工夫し続ける。

そうした姿勢によってのみ、
治っていく人たちが多くいるのです。

今から述べる治療論も、
こうした姿勢がなければ、単なる技法にとどまってしまい、
その成果は半減してしまいます。

患者さんの中にある、ダイヤモンドの心を信じ、
どのようなことがあっても絶対に見捨てない、あきらめない。

その可能性を信じ、
ダイヤモンドの心の持つ主体性を引き出せば必ず治る
と信じ続ける。

こうしたことができているかどうか、
治療が行き詰ったときに関わる人たち自身が、
自分に問わなくてはならない視点です。


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