摂食障害(拒食症・過食症)治療の性質

摂食障害は、心とからだの病気です。
ですから、心とからだの両方を治さなくてはなりません。

例えば、
拒食症でガリガリにやせてしまった体は、
強制的な入院で無理に食べさせるか、
栄養剤を飲んでもらうか、
あるいは点滴などをすることで体重を増やし、
ある程度、回復を図ることが出来ます。

けれど、心の問題は、簡単ではありません。

拒食症という病気によって生まれた心の問題、
例えば、ボディイメージの歪みとか、
肥満恐怖などは、大抵は、体重の回復に伴って消えていきます。
しかし、その摂食障害の発症のもとにある心の問題は、
体重の回復だけでは治りません。

摂食障害になるには、
摂食障害になるだけのもともとの心の問題があります。
それは、その人のパーソナリティに基づくものですが、
そのパーソナリティに基づく心の問題をみて、
どのようにすれば、それを
自らの課題として克服していくことが出来るのか。
この課題を克服したときに、本当に摂食障害は治って、
その目は輝き、再び摂食障害になる可能性はなくなっていくのです。

言い方を変えるなら、これまでの性格、
あるいは思考や行動パターンを変えていく必要があるのです。
それまで眠っていた本当の自分に目覚めてもらい、
新たな自分に成長していってもらう必要があるのです。

そのように考えると、治療は、マニュアルだけに則って、
同じように治せるものではありません。

基本的な治療原則はありますが、
一人ひとりの個性に合わせた治療が必要です。

そして、本人の心の成長を図るには、
治療スタッフのあきらめずに創意工夫し続ける姿勢、
さらには洞察力などが求められ、成長のための時間が必要となります。
だから、治療には時間を味方につける必要があるのです。



この記事へのコメント
拒食症になってから考え方が狭くなったとかよく言われて、そういわれればそうな来もします。今は昔に比べてすごくこだわるようになって細かいことにもいらいらします。それは、体重をふやせば元に戻るんでしょうか?一番体重あった頃にくらべて七キロやせたのですが・・・。もしこのイライラと精神不安定が治るなら、私元の体重に戻してもいい気はしますが、体重が増えただけで、その問題が治らないんだったら身体しんどくてもこのままでいいって感じがするんです。
Posted by HARURU at 2009年05月14日 23:10
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