拒食症の娘の母より:アメリカには心と身体を同時に治療してくれる摂食障害専門の病院があります

質問 by ゆき様:

娘は拒食症で大学病院の精神科へ通院していました。

ダイエットがきっかけでしたが、
勉強などのストレスが原因だと思います。

医師はただ「たべなさい!」と脅すだけで
心の治療はいっさいなし。

娘は先生からもストレスを感じ34kgまで落ちましたが、
入院は標準体重の半分の27kgにならないとだめとのことでしした。

水以外ほとんど口に出来なくなってしまい、
死んでしまうのではないか、怖くなりました。

偶然、心と身体を同時に治療してくれる摂食障害専門の病院が
アメリカにあることを見つけ、少しでも体力があるうちにと考え、
早速入院させてもらいました。

女の子ばかり20名ほどが入院している病院です。
心理学の専門医が主治医となり、週4回カウンセリングがあり、
他に精神科医、栄養士が毎日サポートしてくれます。

夜は15分ごとに看護士が病室をチェックして見回ってくれます。
高校も併設されていて単位も取得できます。

週2回ほどドクターから治療の進み具合の報告が電話であります。
また、こちらからの質問にも24時間いつでも答えてもらえるので、
遠く離れていても安心感があります。

治療内容には大変満足しています。

日本にもこのようなシステムの摂食障害専門病院が
出来る事を強く希望します。

そしてつらく苦しんでいる患者さんが
一日も早く回復されます事を心からお祈り申し上げます。

泉和秀先生のお答え:


私もこうした病院が出来ることこそが理想であると思います。


一般に摂食障害の治療に必要なのは、

@ 治療者をはじめとする周囲の人たちの
本当に摂食障害を治癒に導けるだけの正しい知識と理解

A 治療者の決してあきらめない姿勢

B これらの治療を実現できるだけの環境

この3つが揃えば、ほとんどの摂食障害は治りうると思います。

しかし、現実的にこの3つの条件が揃うことはほとんどなく、
1つの条件を満たすことさえ大変なのが現実ではないかと思います。

ただもしこれらが揃わなかったとしても、
今、目の前に摂食障害の方がいる限り、

・今の自分の出来ることを全力で行うこと

・さらなる創意工夫を積み重ね、今まで不可能だったことを
可能にしていくような試みを行い続けること

この二つの姿勢を持って新たな道を切り開いていきたいというのが
一人の治療者として、一人の人間としての思いです。

その中で見出してきた治療理論の一部を
ここに披露させていただいています。

この治療理論の発展とともに、
より多くの患者さんが治癒し、幸せになっていかれることが
何よりも幸せなことと思います。
posted by ちーひめ at 07:03 | Comment(9) | 質疑応答
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